蒼い剣士と青い魔術士のまったり冒険記

ネクソンのメイプルストーリーあんずサーバーで暗躍してるロキアルドとシュウレイの日記です。暇なときにでもご覧ください。

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2010-05-26 [ Wed ]
Rokiaです。
小説外伝ということでこちらにもUPします。
これで少しでも多くの人に読んでいただければと~(~´Д`)~

江古田さんに小説を読んで貰ってることに感動し書き上げた作品です。
色々あって、完成したのにデータが(((
まあ、それでもなんとか書き上げれました。

漆黒の狂戦士 シェナロダですが。
江→シ エ
古→ナ ロ
田→ダ
というわけです。

あと分かる人には分かるかもですがベルセルクのオマージュなんですよ。
狂戦士=ベルセルクってことで色々とやらせていただきました。

それとよくガマにいくメンツを含めての作品です。

次回はティス編かアラン編かなぁ~
本編より短編書くほうが好きだな(´゚ω゚):;*.':;ブッ
本編ですが、引退した友人のキャラを主要キャラにしてて書き辛くなったし

あとメインやサブで多くの職がある人は複数の職のスキルを使ったりしてますし、一部スキルは効果が違ってたりなどオリジナル要素が多いです。
中2病ですね。はい(*゚∀゚)アヒャヒャ
でも戦士3種使いこなしたセイラムってのが公式にいるし、私の周りはそんなのより強い人多いしね・・・
マルさんとか江古田さんとか、朝さんとか・・・

ではオリジナル外伝小説を呼んでやってくださいませ~(~´Д`)~
深い闇は光すら無にする・・・
夜の世界を照らす月は、影をより一層濃くさせる。
ジパングの離れ墓地、誰も近づかない危険な竹藪の中にある。
死霊に弄ばれる淡い紅いの着物に身を包んだ女の骸達は、吸い寄せられるかのように黒いマントを纏った男に襲い掛かる。
袖の中から突出してきた無数の触手が男を捕らえようと迫っていくが、マントの隙間から取り出された刃で斬りおとされる。
女の骸は怒り狂った表情の口から、見えない衝撃波を飛ばす。
それを喰らい男は一瞬怯んだが、次の瞬間にはマントがまくれ黒い鎧が露になる。
手に持っている刃は柄が縮められた槍であることが分かる。
漆黒の巨大な刃の槍「アルシュピス」の柄を通常の長さに伸ばし、次の瞬間には骸達の頭部を突き抜いていった。
頭部を粉砕された骸は無様に倒れていくが、また他の骸に憑依した死霊は繰り返すように男に攻撃していく。
だが、一度として骸達は男に致命傷を与えることが出来なかった。
ほとんどの骸を破壊し終わりかけた時には、眩しいほどの朝日が差し込む。
死霊どもは光の中では力を発揮することはできず、骸達から離れ闇の中へと還って行く。
「これで寝れるな・・・」
致命傷は無いものの、疲労困憊した男は槍を支えになんとか立っているようであった。
「ごくろうさん・・・シェナロダ」
ずっと背中とマントの間に隠れていた黒い龍が現れて労いの言葉をかける。
「リビドー・・・お前の炎は飾りかよ・・・少しは手伝ってくれよ」
男は皮肉ぽっく言うが、リビドーと呼ばれた黒龍は全く気にすることなく言い返す。
「俺はいざって時には役立つ! さっきのはそういう場面じゃないだろ? それに契約範囲外のことはしない主義だ」
「はぁ・・・」
疲れと呆れが混じった深いため息をつきながら男は墓地を後にする。
ネオスと呼ばれる黒い鎧に闇のように黒いマントを羽織、黒い髪に鋭い紅の眼を持つ戦士。
まるで闇が獣と化したのようなダークナイト。
これは漆黒の狂戦士シェナロダの物語である。


「依頼通り片付けた。情報をさっさと貰いたいね」
ジパングとよばれる国には、屋台が並ぶ通りがある。
ここは、その中にあるラーメン店であった。
小さい小屋だけあって、テーブルは3つに椅子が4つずつ、カウンターにも席が4つだけの店で、店主は仕込みを終えてか、シェナロダに1杯のラーメンを出し終えるとカウンターに座り新聞を読み始めた。
シェナロダがラーメンを啜りながら座るテーブルの向かいには、ジパングの装束である着物を着た町娘が1人座っている。
しかしながら、町娘では纏えるはずもないオーラも感じさせる。
シェナロダも疑問に思いはしたが、自分の望む報酬を貰うために仕事を受け、それをこなしたのだ。
「分かっている・・・良くやってくれた。悪いがその様子はずっと見させてもらっていた」
この世界にいる大半の人間が、あの墓地にいた死霊に触れればそれだけで死に至るような場所にこの娘も来ていたとなれば、その力量もある程度の予測がつく。
「ほぉ・・・」
「ここでは話せない内容もある。また夜にこの場所へ・・・」
娘はメモ用紙と、ラーメン代金をそっと差し出すと足早に店を後にした。
そして、間もなくラーメンを食べ終えたシェナロダも店から出る。
通りを歩いてジパングを抜けようとしたシェナロダは一瞬で大木の影に隠れ、次の瞬間には鳥居の上に飛び上がった。
眼下には、三角傘を被った数名のサムライらしい人間が慌てた素振りを見せる。
「お前の後をつけてたな・・・」
背中のマントの隙間から、リビドーが頭を出しながら言った。
「問題はない。どうやら・・・当たりだ」
手ごたえを感じたシェナロダの顔は不敵な笑みを浮かべていた。


「お前は楓城のクノイチだろ?」
待ち合わせの場所に、予定より早い時間からシェナロダは待っていた。
ジパングの火狸や鴉が生息する不気味な森の片隅にある大きな木に枝の上に寝転ぶようにいる。
見下ろすと女は昼間とはまた違う格好で、今度は全身にマントを羽織、顔すら分からないようにしていたが、その纏いつくオーラに、町娘ならぬ動きでシェナロダに気づかれた。
しかし、その女もシェナロダの言動に驚くことなく平然に答える。
「そうだ。よく分かったと褒めてやるべきか? それとも、そんな力量の人間を雇った私が凄いと自負すべきか?」
マントから顔を見せた女の顔は、昼間とは違い殺気に満ちている。
しかし、その殺気はシェナロダに向けられるモノではない。
「察するに敵討ちってとこか? 裏切りとくればそんなことだろ・・・」
シェナロダの言動に驚きはしなかったクノイチもいきなり、目の前に現れる黒龍が流暢な言葉で話しかけてくれば驚いた。
「な、なんだ!? このペットは・・・」
この世界でペットや使い魔を連れまわす人間は多くいるが、ここまで動き回り流暢に話す種類はほとんどいない。
おまけに黒い龍とすれば驚いても不思議ではない。
「そいつは俺の相方みたいなモンだ。気にしないでくれ」
シェナロダはそういうと木から飛び降り、手を伸ばしリビドーの頭を掴む。
「俺の名前はリビドー。まあ、よろしく頼むぜ。お嬢さん」
捕まれながらも喋り続けるリビドーを呆気を取られながらも、クノイチは周囲の異変に気づいた。
「ちっ・・・すまない。つけられていたようだ・・・」
クノイチが舌打ちをすると同時に、クナイを構えて戦闘体勢を取る。
シェナロダはリビドーを背中につけると、愛用の得物を取り出し構えた。
周りには長い槍を構えた足軽20名ほどが「御用だ!」と連呼しながら威嚇してくる。
数では上回るが、シェナロダが本気を出さずとも数秒で片付けてしまう雑兵の中に、紅の鎧を纏った武者が野太刀と思われる長い刀を構えている。
「ほぉ・・・雑兵の中に大物がいるな・・・これは楽しくなりそうだ」
敵の強さを理解しながらも、楽しそうに笑うリビドーを横目にシェナロダは槍を甲冑武者に向けた。
「問題はない」
強敵を目に前にし、動じないのもシェナロダの強さだろう。
「足軽は大したことはない・・・しかし・・・」
「言っただろ? 問題ない!」
シェナロダはそう言い放つとラッシュで一気に間合いを詰めた。
甲冑武者もそれに反応し、刀を勢いよく振り下ろすがシェナロダは体を回転させるよううに流し、回避した。
振り下ろされた刀は地面に深く食い込む。
その隙にシェナロダは甲冑武者の横からバスターという、3連続の突きを放つ。
最初の一撃で甲冑の隙間の繋ぎ部分を破壊。
2撃目で甲冑を撃ち剥がし、3撃目では腹部を貫通した。
鈍い音と、甲冑武者の苦痛に漏れる声が響いた。
刺さった槍を抜き出すためにシェナロダは体を宙に浮かし、揃えた両足で甲冑武者の頭部に蹴りを放つ。
槍は綺麗には抜けず、刺された傷口はえぐられ激痛を与える。
蹴り飛ばされた甲冑武者は包囲している足軽数名にその巨体を直撃させた。
普通の人間ではショック死しても可笑しくない傷を負ったはずだが、甲冑武者は気絶すらしない。
「堕とし子(おとしご)ではないが、孫のほうか・・・やはり当たりだな」
シェナロダは状況を理解したように呟く、クノイチによっては異様な光景の連続で驚くしかできないでいた。
激痛による怒りで甲冑武者の太刀筋は荒れ、周りを包囲してくれている足軽までもその攻撃に巻き込み、斬り捨てながらシェナロダに突っ込んでくる。
だが早く鋭い斬撃であってもシェナロダを捉えることはできない。
いくつかの斬撃を回避し間合いを詰めて放たれたシェナロダの突きは刀を持つ腕ごと吹き飛ばし、腕と刀は彼方へと飛んでいく。
甲冑武者は激痛に悶え倒れ、シェナロダはそれに止めを刺そうと槍を高く構えるが怯えきった足軽達にはそれを制止することもできない。
そんな中、足軽達の応援に侍などもやってきた。
シェナロダにとっては問題のない数であることには違いはない。
しかし、騒ぎのせいか関係のない一般人や冒険者などの姿も見えてきた。
「一度引くぞ!」
クノイチの叫び声に、構えた槍を下げ、首を縦に振るとクノイチが投げた煙幕弾が弾ける。
霧のように広がる煙幕のなかクノイチの手引きでその場を後にした。
「必ず殺してやる!」
煙幕が広がっていくなか、甲冑武者の雄叫びだけが2人を追いかけていた。



追手を撒くために、クノイチ共々一晩走り回り、今は屋敷の中の1室にいる。
ここはカエデヤの屋敷である。
「カエデヤもこの1件に噛んでいたとはな・・・」
部屋の隅で、槍を抱えるように座りながら休息を取るシェナロダの足元にはリビドーが寝転び、文字通り羽を伸ばしている。
「事情はすぐに分かる・・・それにあとで貴様にも聞きたいこともあるし、見て貰いたい物もあるが報酬の情報はもういいのか?」
クノイチは柱に凭れ掛かるように立ち続けていた。
「ああ・・・さっきの鎧野郎で確信した。あとは見つけて殺すだけだ・・・」
「そうか・・・お前は随分と詳しそうだな・・・『オトシゴ』だの口にしていたな?」
「敵を知り・・・ってやつだ。機会があれば話してやる」
シェナロダは気配を感じ、話を終わらせると同時にカエデヤが姿を見せた。
悪い噂が絶えない男であるだけに、悪い顔付きをしている。
「おまたせしたようで、失礼しました」
物腰が柔らかい素振りではあるが、油断できる相手ではない。
シェナロダも、次の瞬間にはこいつが呼び寄せた楓城の連中が現れることすら想定していた。
リビドーもこいつの気配を感じた瞬間には、もうマントの隙間に姿を隠していた。
だが、カエデヤが土下座をしたのだ。
「お願いします! 殿を・・・殿を殺してください」
「話が見えないな・・・お前は殿と結託してかなり悪徳な事をしてるのは、この国の子供でも知っているぞ?」
土下座していた、カエデヤは顔をあげ、シェナロダを縋る様な目で見つめる。
「娘が・・・このままだと葵が・・・あのバケモノに食われてしまう!!!」
恐怖の引きつる顔で声を荒げるカエデヤに、冷たい表情となったシェナロダは槍の刃を向けた。
「ひぃっ!」
カエデヤは驚き後ろに飛び逃げ、後ずさりする。
「お前は散々悪さをして、娘だけは助けたいだと・・・いいご身分だな!」
立ち上がりカエデヤを見下ろすシェナロダと、それに恐怖するカエデヤはまさに、蛇に睨まれた蛙のようである。
「そう興奮するな。こんなクズのおかげでも、こっちは今助かってる」
クノイチがシェナロダを諭すように割って入った。
「事情は分かったろ? カエデヤ・・・例のモノを私たちに見せろ」
シェナロダにおびえたままのカエデヤは、首を縦に振り、立ち上がり広い館の奥へと2人を案内した。
隠し部屋の中に、またいくつものロックが掛かっている金庫の奥から取り出されたモノを部屋の中心にあるテーブルの上に置かれた。
「これが例のモノか?」
クノイチの問いに答えたのは、カエデヤではなくシェナロダであった。
「間違いない・・・『堕天使の子宮』だ!」
大きさは人の眼球ぐらいで、心臓が摘出された直後のように、脈打つように鼓動を続けている赤い肉のような塊であり、いくつもの血管のようなモノがだらりと伸びている。
予想通りといわんばかりの笑みをこぼしながら、武者震いするシェナロダの背中からリビドーが現れ叫ぶ。
「来るぞ! シェナロダ!!」
堕天使の子宮に反応したのではなく、入り口のほうから小さな影が飛んできたのだ。
シェナロダはリビドーの声により反応し、それを手刀で叩き落とし、次の瞬間には槍で突き刺した。
それはシェナロダが先の戦闘で切り落とした甲冑武者の手である。
「ココニアッタノカ・・・カエデヤ・・・コノウラギリモノメ・・・」
手の甲に口らしきモノが現れたと思えば、いきなり声を発した。
カエデヤは驚き、恐怖に怯えながらも反論する。
「そ、その声は・・・!? と、殿なのか!?」
カエデヤは慌てふためき、堕天使の子宮と共々、厳重に保管していた宝物すら押しのけて不気味な手から距離を取るように逃げた。
「あ、アンタは狂った! 人を喰らい、穢し・・・もうバケモノと付き合っていられるか!」
カエデヤの絶叫が轟き、次の瞬間には手は青色のガマカエルに姿を変え、槍をすり抜け飛び上がる。
同時に口をその体に不釣合いな程大きく開け、3人を堕天使の子宮ごと飲み込もとする。
だがシェナロダがラッシュで押し返し、口の中に黒い丸い物を投げ込まれ遠く吹き飛ばされる。
ガマカエルは体勢を整えると、再び飛びかかってくるが、爆発した。
轟音と恐怖により、カエデヤは気を失いその場に倒れた。
「娘のためか・・・こいつの反応を見る限りさっきの声は殿に違いないか?」
泡をふいて倒れるカエデヤを見下ろしながら、シェナロダはクノイチに問いかけた。
「ああ・・・私も聞いたことがある声だった。間違いないだろう。いくんだな?」
クノイチの問いに首を縦に振るシェナロダの目は、何かを思いだすように悲しく鈍く光る。
「急ごう、使用人達がくれば話がややこしくなりそうだ」
シェナロダはそう呟くと、床に落ちていた堕天使の子宮を拾いクノイチと共に楓城に向かった。



シェナロダが進む道は、円筒の壁にそって作られた階段である。
いざという時のため、脱出に利用する目的で城にはいくつかの隠し通路が存在する。
クノイチもここに仕える忍だった故に、もちろん把握していた。
一般の兵に知られることはない、道だけに問題なく進んでいた。
「もうすぐ天守閣の近くに出れるはずだ・・・」
走りながらクノイチが説明した。
「なんで、あんな品物の存在を知っている? お前の目的は何だ?」
もうすぐ天守閣に辿り着くこともあり、余裕ができたこともあり、シェナロダに問いかけた。
「・・・なら先にお前の目的を教えて貰おうか?」
逆に問いかけられ、クノイチは辛い表情をその目だけで露にする。
「敵討ちだ・・・許婚があのバケモノに喰われた・・・」
俺の言った通りだと言わんばかりに、マントの隙間から自慢げな顔だすリビドーをシェナロダは小突く。
「単純だな・・・」
「ああ、単純だ・・・何が悪い?」
「いあ、悪くはない・・・俺も・・・そうだ」
シャナロダも自分の闘う理由を話そうをした時だった。
「来るぞ!!」
再び、リビドーが気配を感じ取り叫ぶ。
石の壁をぶち抜いて赤い腕が現れたのだ。
その腕はすぐさまクノイチを掴み持ち上げる。
シェナロダは刃ですぐさま、腕に斬りかかる。
刃は深く入り込み切り裂いたが、切り落とすまでにいたらずクノイチは捕らえられたままである。
「さっきの甲冑野郎か!?」
先の闘いで切り落とされた腕も再生し、その手には野太刀が握られている。
「殿にはもう気づかれている・・・いってくれっ!」
クノイチは苦しそうに声を出しながら、必死に叫ぶ。
「馬鹿いうな!」
シェナロダは倒して進むつもりであったが、甲冑武者の手に握られ捕らわれているクノイチは夥しい血が流れて落ちていく。
甲冑武者の握力で内臓が潰され、破れた腹部から血が流れ出ていたのだ。
「私はもう・・・だめだ・・・頼む! 私は地獄であいつが来るのを待ってるからな!!」
クノイチはそう叫ぶと、隠し持っていた爆弾を取り出した。
それは先の青いガマガエルにシェナロダが使っていたのと同じ物である。
クノイチは自分の武器にもなると、シェナロダから勝手に拝借していたのだ。
シェナロダも状況を把握し、クノイチはニヤリと笑って見せて爆弾を起爆させた。
シェナロダは、爆発するまでの僅かな一瞬で飛び上がり、爆風を活かして、更に飛翔して天守閣の入り口の近くまで飛んだ。
「無茶しやがって」
リビドーが文句を聞きながら、シェナロダは黙って崩壊していく脱出通路を背にして前に進む。
「ついでだからな・・・任せろ・・・」
そう口にしながら。



脱出口の設置場所は簡単な場所であった。
掛け軸の後ろにあったのだ。
それから天守閣に入ったシェナロダが見た光景は予想外の状態であった。
大勢の兵士が万全な体勢で、シェナロダの進入を予想していたのだ。
兵士を率いる人間は蒼い鎧に巨大な蒼い刃のグリュンヒルを呼ばれる剣を構えた蒼い髪と蒼い双眸の剣士と、空色のように澄んだ鋭利な刃を輝かせるパルチザンという槍と、巨大な諸刃の剣であるクレイモアを背中に背負い構える青い戦士の2人であった。
「ちっ・・・」
シェナロダは舌打ちしながら、アルシュピスの柄を伸ばし構えた。
「おい! シェナロダ! あの2人は強いぞ! 奴ら万全の体勢で待っていやがった・・・ここは引こう!」
リビドーはマントの中から、必死にシェナロダに訴える。
しかしながら、シェナロダはブースター、スタンス、ハイパーボディを一気に使い戦闘態勢を取り、ラッシュでいっきに間合いを詰めた。
蒼い剣士と青い戦士の2人も、シェナロダはスキルを発動させると同時に、ブースターなどを使い準備し構えており、ラッシュは2人の間を切り裂くように空間を割った。
左右に散開し、シェナロダとの間合いを計る。
そして、シェナロダの左側にいた青い戦士が槍をシェナロダに投げ、クレイモアを構える。
シェナロダは、槍を余裕で回避したが、その回避動作によって生じた隙をクレイモアでブレストという鋭い突きで押してくる。
だが、シェナロダも押され続けるわけもない。
スタンスで踏ん張りを聞かせ、相手の隙を突いてラッシュで押し退け、バスターを放ち、すぐさまスラッシャーをいう巨大な斬撃を打ち出すが、巧みなステップで全て回避された。
しかし、懐に体を入り込ませると肩からの体当たりを青い戦士にぶつけた。
バランスを崩す青い戦士はクレイモアを畳に刺し込み、それを軸にバランスを取り整えると、刺さった畳ごとクレイモアを持ち上げ、引き抜くのと同時に畳をシェナロダに投げつける。
シェナロダはそれを槍を横にふり両断するが、畳により生じた死角により蒼い剣士が斬りかかる。
寸で回避し、流れるように反撃に転じるシェナロダに青い戦士がパルチザンを拾い、片手でバスターを放つ。
シェナロダも槍使いだけあり、その3連続の突きを見切り回避するが予想外の4撃目が来たのだ。
もう片手で握られていたクレイモアによるブレストの突きであった。
その勢いは凄まじく宙に浮く形になったが、アルシュピスの刃の幅のおかげで辛うじて致命傷は避け、着地した。
しかし、着地した場所ごと蒼い剣士が放ったパニックという最強クラスの斬撃で抉られ吹き飛ばされ、再び2人との間に広い距離が取られた。
3人の激闘に静まり返った空間に蒼い剣士が声を荒げ叫ぶ。
「楓城の兵士諸君! この場は私達に任せてもらおう! 大勢で行っても仕留めれる相手ではないのは理解してくれただろう! 尚、先に言った通り、この侵入者の撃退の権限はナオスケ殿から委譲されている! 邪魔は命令違反とし、あとで報告する旨を改めて伝えておく!」
それを聞き、シェナロダは激闘の中でありながら微笑を見せた。
その反応に青い戦士もまた、顔に微笑を見せる。
そして、まるで合図があったかのように3人は再び激しい斬撃を放ち合う。
次々と畳も障子も傷だからけになっていく。
激しい闘いは場所を変えながら、進行されていく。
兵士達にそれを遮ることもできず、道は明けられ3人は奥に闘いながら進む形となった。
「それ以上奥にいかれますと、からくりの罠が!」
兵士の1人が叫ぶが、誰1人反応しない。
慌てながら、追いかけようとする兵士達は、闘いの中でへし折られた柱が崩壊して天井が崩れてきたために、慌てて引き帰していった。



「シャナロダ!」
リビドーは必死に激闘の中から叫び続けてきた。
凄まじい闘いだけあり、必死になってマントにしがみ付き、天井から槍、壁から手裏剣がでてくる間も必死に訴えていたリビドーにシェナロダはようやく応答した。
「すまなかったな・・・リビドー」
「え?」
その声は、死闘の中で発せられるには余りにも落ち着いたモノであり、リビドーは驚く。
「誰と話している? シェナロダ」
シェナロダに問いかけたのは、先ほどまで闘っていた青い戦士である。
この2人もあのカラクリによるトラップの通路も共に乗り越えてきたのだ。
「マルさんが頭でも殴ったか?」
「おいおい、ロキア。人聞きの悪いこと言わないでくれないか? まあ、シェナロダ相手だから手加減はできなかったがな・・・」
状況が飲み込めないリビドーの我慢も限界に達し、マントから飛び出してシェナロダに問いかける。
「一体どうなってるんだよ!」
叫びながら登場した黒いドラゴンにも、2人は動じることはなかった。
「なるほど、こいつと話してたのか・・・」
納得した表情で2人は飛び回るリビドーを見上げた。
「ああ、それにしても助かったよ。マルさん。ロキア」
「気にするな。こっちもこっちの仕事があるからな。その説明の前に自己紹介をしておこう。私の名前はロキアルド。ロキアと呼んでくれ、黒い竜殿」
ロキアルドは蒼いの髪にメガネをかけ、奥には鋭い眼光を見せながらもシェナロダと言葉を交わすと、リビドーにまで自己紹介をした。
「私はマルゴーだ。よろしく」
マルゴーは青白い髪に、ワイルドなヒゲを蓄えた屈強の戦士の印象を持たせる。
「お、俺はリビドー。よ、よろしくな」
兵士達の追跡の可能性の考慮をし、3人と1匹は素早く移動しながら話を続けた。
ロキアルドのギルドにナオスケと楓城の忍であるベッタンの2人からバケモノ退治の依頼があり、殿とナオスケの護衛の名目で城内に潜入し時期を伺っていた。
そこにシェナロダが現れたということであった。
「ロキアが、状況を説明してくれたおかげだ。2人が本気で俺をやる気だったらと思うと、ゾッとする」
「意図を理解してもらって助かったよ」
さきの戦闘の途中の叫び声は、シェナロダへの状況説明であったことがここで明かされた。
3人のやり取りを黙って聞いていたリビドーに疑問を口にした。
「あの斬り合いは手加減していたのか?」
「全く」
「全然」
「余裕がない」
と3人は各々答えた。
「多少考慮はしたが、全力だった。まあ、誘導しながらだったから大変だったけど、マルさんもシェナロダも意図を理解していてくれたからな」
しれっとした顔でロキアルドがいう。
「だな。まあ何度か肝を冷やした場面はあったがな」
同調したらマルゴーも、笑いながら言う。
「こっちは全力だったけどな。2人も同時に相手をしたからな・・・」
リビドーは驚愕し、口を大きく開けた。
「まあ、3人が知り合いなのは分かったが・・・どういう仲なんだ?」
「ああ、全くだ・・・どういう仲なのかね?」
リビドーの問いと同時に3人の間に禍々しいオーラを放つ者が現れた。
3人が構えたが、一瞬にしてロキアルドは吹き飛ばされ壁に激突し、マルゴーは瞬時に反撃にでたが、槍は回避され背中に回りこまれた。
「ここまで進入してくるとはな・・・」
マルゴーの背後をオーラを衝撃波のようにして放つ。
マルゴーもそれに直撃したモノの、スタンスで踏みとどまり、ラッシュで突っ込みクレイモアで両断した。
「なんだ・・・この手ごたえは・・・」
マルゴーは確かに敵を両断したにも関わらず、不自然な手ごたえに違和感を感じる。
次の瞬間には両断された死体が消え、マルゴーの頭上から奇襲をかけようとしていた。
「危ない!」
シェナロダが間一髪のことで敵をラッシュで押し返し、それを追うようにマルゴーは斬りかかるが避けられた。
「貴様が・・・死に最も近い男と呼ばれている・・・」
「そうだ・・・ここの忍頭だ・・・」
ロキアルドは起き上がりながら問いかけ、忍頭もそれに答えた。
「殿に仇をなす輩はすべて滅する!」
その言葉と同時に巻物を広げて呪文を唱え印を結ぶ。
忍頭の左右に展開されていた、火の玉の数が増え、綺麗に等間隔に並んでいく。
「ハッ!」
そう掛け声を発すると同時に、火の玉全てが忍頭の姿となった。
「分身か・・・」
構えも武器も様々であり、さきと同じ実力を1体ずつ持っているとすれば厄介である。
「シェナロダ、マルさん・・・」
ロキアルドは呟くように2人に問いかけ、顔を見た。
「ああ、ロキアの意図は分かった・・・」
返事をするシェナロダに、マルゴーは黙って頷く。
3人は包囲されながらお互いに背を合わせ、守りの陣形であったにも関わらず一瞬にしてアイコンタクトで了解しあえた。
これでリビドーも、3人でいくつもの死線を共に越えてきた間柄であることも容易に分かった。
均衡を破ったのはシェナロダのロアであった。
強大な叫び声に忍頭も一瞬動きが泊まった。
その隙を突くように、ロキアルドとマルゴーは同時にラッシュで押し通り、包囲を突破した。
突破した瞬間にロキアルドはコマをマルゴーはアドバンスチャージを発動させ、数名の忍頭を吹き飛ばす。
包囲の陣形は崩れた。
ここぞとばかりにシェナロダ1人で、突っ切り奥に向かった。
「くっ・・・」
悔しさを声に出す忍頭達は、慌ててシェナロダを追おうとするが、ロキアルドとマルゴーはそれを邪魔する。
「ここは通さない!」
ロキアルドはグリュンヒルの鞘を投げ捨て、マルゴーは槍と剣を構えた。
すれ違う瞬間に、見せた眼が全てを物語る。
言葉は不要であった。
シェナロダは1人、信頼に答えるべくために、殿が構える天守閣最上階へと向かった。
後方では、激しい轟音が鳴り続けた。



辿り着いた先は殿という一国の主の部屋というには余りにも貧相にも思える造りである。
装飾品はほとんどなく、肉の腐敗臭が漂い、人の骨らしき物や身につけられていた物が散乱している。
「子宮が近づいてくるのを感じていた・・・返してもらおうか!!」
そう口にした殿に、問答無用とばかりに斬りかかる。
連続の斬撃のあとに、柄を伸ばし一気にバスターを連続し攻撃を続けた。
「かぁっ!」
叫び声を同時に、散乱していた骨や物をその異常な腕力で投げつけていく。
至近距離で投げられた物にも関わらず、反射神経だけでそれを回避しシェナロダは攻撃を続けた。
シェナロダは手ごたえを感じたはいかが、一撃一撃に違和感を感じる。
「ちっ・・・やはり化物だな・・・」
見せる質量に相反するほどの重量を感じたのだ。
「化け物・・・化け物・・・そうだ! 貴様ら人間とは違うのだ!!」
近くに飾ってある刀を手にし殿はシェナロダに斬りかかる。
その一歩一歩、動きも遅く、畳は不自然に窪んでいく、しかしその斬撃は力まかせの一撃であるとしても侮れない威力を見せる。
直撃すればシェナロダの体は両断されてしまうだろう。
放たれた斬撃全ては回避するシェナロダは、隙を見てアルシュピスの石突きを殿の腹に深く刺し込む。
「狂ったか!? 刃で致命傷を与えれないと思ってか! 笑えないぞ!!」
余裕を見せつけようとする殿に、対してシェナロダは狂ったわけでもなく狙い通りに事が運んでいた。
「笑えなくしてやるよ! 化け物!」
シェナロダはそう言った瞬間、アルシュピスの柄に仕込んで合ったボタンを押した。
すると殿の背中は大きな裂けた傷が現れた。
言葉にならず、大量の血を吐き苦しみだす殿の顔面はシェナロダが切り裂く。
確実にダメージを与えれていることを確信し、次はその眼球に刃を刺し込み抉る。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああ」
人間なら即死する傷も、殿にとっては激痛が走るだけに留まる。
その叫び声が響き渡る中でもシェナロダの攻撃は止まらない。
眼球を抉られ空いた空間に、爆弾を押し込み、その頭を踏みつけた。
「3,2,1・・・」
シャナロダのカウントが終わったと同時に、爆発した。
そして、その頭部は無残にも弾けた。
「く、くそぉ・・・こ、殺してやる・・・喰らってやる」
頭部が粉砕したにも関わらず、まだ息がある殿にシェナロダは堕天使の子宮を渡した。
「使えよ・・・また何かを生贄に・・・そうすれば・・・奴が!」
シェナロダの目は負の感情に満たされて、鈍く赤く光る。
リビドーは、先ほど3人でいた時の優しい表情でいたシェナロダを見たのは初めてであった。
だが、確信もした。
あの顔が、眼が、本当のシェナロダなんだと。
今、ここにいるシェナロダは復讐を果たさんとするだけの狂戦士であるということを改めて認識した。
リビドーが思慮している、間に殿はシェナロダから渡された堕天使の子宮を強く握り締めた。
「こ、これさえあれば・・・」
「さあ、さっさと使え!」
殿は堕天使の子宮を使おうとし、シェナロダはそれを促す。
だが、状況は一変した。
「シェナロダ!!」
この部屋に、淡い碧色のオカッパのような髪に、澄んだ綺麗な瞳の女が叫びながら飛び込んできたのだ。
「来るなぁっ!! ルナァ!!!」
シェナロダが制止するように手を伸ばし、叫んでいたが間に合わなかった。
堕天使の子宮は、殿の手の中で割れて闇をバラ撒いた。



世の理が通用しない、そんな空間に違和感を感じさせる。
空に浮かぶ雲のような赤と黒いような空が果てなく続き、2つの色は模様のように絡み合い、人のおぞましい顔にも見たと思えば消えていく。
重力という縛りもなく、全員浮くように構える。
「こ、ここは・・・?」
真っ先に口を開いたのはロキアルドであった。
マルゴーと2人で辛うじて忍頭を倒し、シェナロダに合流しようと来た矢先に視界を奪われ、気づけばこの現状に動揺を隠しきれていない。
シェナロダは全てを分かっていたかのように、殿以上の力が放たれる方向に構えていた。
また、マルゴーも構えるがその側には2人の女性がいて、盾になるポジションにいた。
「なんでここにいる!?」
シェナロダはかつてないほどの叫び声をあげる。
「ご、ごめんなさい・・・」
その声に反応したのは、黒い帽子と服を纏った女魔法使いである。
「ろ、ロキアさんから連絡があって・・・」
「イオのせいじゃない・・・それに私も同じ考えだった」
マルゴーはそのイオという女性のフォローをする。
とんでもない状況で、かつて体験したことのない状態であるのだ。
誰もが緊迫する中で真っ先に行動したのは、ルナと呼ばれた女性であった。
まともに動くことも叶わない、空間を魔法のテレポーテーションで巧みに動きシェナロダの側まで飛んだ。
「馬鹿ッ!!」
ルナはそう叫ぶと、平手打ちしたがシェナロダはそれをかわす。
シェナロダは視線を彼女に向けることなく呟いた。
「ルナだけは・・・これ以上巻き込みたくなかった・・・」
「茶番は終わったかね?」
その言葉は、空間の中に響き渡るように全員の耳に入る。
「私の時間はあるんだが、君達のために割く時間は1秒すら惜しいのだがねえ・・・」
不気味なほどに放たれる禍々しい巨大な力は、シェナロダとマルゴーの構える先にいる者からであり、この声も同じ者からであることは分かる。
不自然にその男の周りには磁場でも発生してるのか、不気味に本や研究機材のような物が浮遊しながらも、その配置を維持していた。
「お、お助けください・・・」
声にならないような声で弱りきった殿が懇願するように、その者に近づく。
「ああ、君も試験体の1匹だったね? 無様なまでに見事にやられているね・・・」
「ど、どうか・・・もう一度に新しい肉と力を・・・あ、暗黒の魔術師様・・・」
その名前を聞いて驚愕した。
先の大戦を起こした、凶悪な魔法使いであり封印されているはずの存在が目の前にいる。
だが、シェナロダだけは全てを知っていたかのように落ち着いていた。
驚愕していたルナの手をとり、腕力だけでマルゴーとイオのいる方向に飛ばした。
無重力だけあり、ルナの体は流れるように2人の元にいき、マルゴーが優しく受け止めイオにルナの身を委ねた。
「シェナロダ・・・狙いはこいつだったのか・・・?」
ロキアルドが問いかけると、シェナロダは黙って頷いた。
「リビドー! 契約を果たせ!!」
シェナロダは嘗てないほどの殺気に身を任すように叫び上げる。
同時に放たれるドラゴンロアには、禍々しい力が混じり合い、攻撃対象ではないルナ達にまで恐怖させ、殿と暗黒の魔術師には攻撃として衝撃波が襲い掛かる。
殿は直撃し、皮膚を切り裂かれ、纏っていた服は血の色で赤黒く染まる。
だが、暗黒の魔術師は何事も無かったかのように振舞う。
その表情は、集る小虫を追い払おうとするような・・・
次の瞬間に弾丸のような勢いで暗黒の魔術師をシェナロダは貫いた。
槍の刃先を高速に回転させ、リビドーがシェナロダの背中に寄生したかのように体に繋がっている。
背中のリビドーの羽は巨大化し、シェナロダの羽のようになった。
「ほぉ・・・黒龍とか・・・」
体を槍が貫いてにも関わらず、動じず淡々を発せられる声には余裕を感じさせる。
だが、シェナロダもこの一撃で決まったと思っていない。
「やれっ!!」
シェナロダが首を左に倒すと、背中に寄生していたリビドーが暗黒の魔術師に向かって口を開き、灼熱の紫色の光を放った。
それは暗黒の魔術師の顔面を捉え、その光に押され吹き飛んでいく。
しかし、その光の攻撃は暗黒の魔術師に直撃したままで、力に押されていく様は力なき人形のようである。
だが、この灼熱の攻撃を受けても消滅しない暗黒の魔術師はまさに化物であろう。
「た、倒せるのか!?」
ただ、剣を構えることしかできない自分に歯がゆさに苦渋の顔をするロキアルドがシェナロダに声をかけた。
そして、その隣でルナとイオを自分の後ろにし盾になるように構えるマルゴーもまた同じである。
「倒す!」
その声と同時にリビドーの攻撃は終わり、またシェナロダは羽を使い弾丸の如く突進した。
4人を遥か後方にし、シェナロダは本気を出せる環境を作ったのだ。
リビドーもそれを理解していた。
リビドーはその巨大なアギトでシェナロダの右肩に噛み付いた。
すると、右肩から皮膚は黒く染まり見つけていた鎧ごとリビドーが寄生していった。
不気味な装甲となった鎧の中にあるシェナロダの腕には竜と己の肉体を融合したことによって起きた拒絶反応により、激痛が走る。
だが、負の感情に身を委ね、それでも理性を失わない精神と魂には全くの問題にならず、激痛により体力の増減になく右腕でバーサクを放ち続けるようになったのだ。
無論、人間の限界であるマンポイントすら無視した闘い方が可能となった。
通常の人間なら先の激痛でショック死となってる程であるが、リビドーはシェナロダのダークスピットをも取り込んでおり生命維持の役割も果たし、脳内麻薬の分泌を異常なまで高めることと、シャナロダの屈強な精神力で耐えているに過ぎない。
「お前の魔力を全て! 貫いてやる!!」
フードは既に消滅し、光線で頭部は火傷しており、皮膚が爛れている暗黒の魔術師に槍を深く突き刺した。
左手でその頭部を掴むが、爛れた皮膚に滑る。
その刹那、シェナロダは指を両目に指し込み、親指は口に差し込んだ。
常軌を逸した闘い方ではあるが、狂戦士となった彼は勝つ為には手段は選ばない。
ただ、シェナロダは完全に堕ちてはいなかったのは事実でありが、今堕ちようとしてるのもまた事実であり、シェネロダ本人もリビドーもそれに抗うことをしない。
そして、その狂気の沙汰で行われる攻撃全てを受けてもなお、無抵抗の暗黒の魔術師の体は、既に肉の塊となっていた。
左手に握られた頭部の下にあった肉体は、右手の槍によって執拗なまでの攻撃を受け続け、体の形ではなくなっていた。
「見事な攻撃だ・・・撒いたのを忘れていた種が見事なまでの実を実らせたとなれば申し分ない喜びだよ・・・」
ボロボロになった頭部の顎は微かに動く程度にも関わらず、ハッキリとした声が響いた。
シェナロダもそれがその頭部から発せられたことを理解し、放り投げ最大の攻撃力を発揮しようと槍の構え、バスターにてその頭部を粉砕した。
シェナロダの技量に、リビドーとの融合によって発生する魔力が加わったバスターの3連の突きは細胞の1つすら残すことを許さず、鋭い突きというアギトは喰らい尽くした。
これで全てが終わったと思ったシェナロダとリビドーは4人が待つ所へと飛んだ。



「イオさんやはり無理か?」
「は、話かけないで! 集中してるから!」
この浮遊の感覚にもなれ、移動することも少しではあるが4人も出来初めていた。
イオはこの異空間から脱出するためにミスティックドアを開こうとしていた。
ロキアルドの思いつきではあるが、なにもできない現状では出来る事をやろうと4人はしていた。
無論シェナロダの後を追いたかったが、闘うにしても敵地であの暗黒の魔術師を準備もせずに挑むのは無謀だと判断したのだ。
「やっぱ、意識を外に飛ばせない・・・」
失敗し消沈するイオにマルゴーが声かける。
「イオ。君だけが頼りだ・・・大変だろうが・・・」
「任せてください!」
マルゴーが声をかけた瞬間またやる気を出してやり直すイオ。
「ルナさん・・・」
ロキアルドはルナを気遣い話しかけようとする。
「大丈夫・・・気遣いはいらないよ。無事に生きてるって分かっただけ・・・」
行方不明だったシェナロダを見つけての安堵と、今そのシェナロダは1人で暗黒の魔術師と対峙している不安。
相反するような2つの感情を1人で御することは、この状況下でなくとも大変なことであろう。
これ以上不安要素を出さないようにと必死に耐えているルナに、何もできない己に歯がゆい3人もまた辛い。
「マルさん・・・悪いな・・・」
「どうした? ロキア」
いきなりの謝罪の言葉にマルゴーは理解できなかったが、ロキアルドが手にする物ですぐに察した。
「ルナさん。イオさん。いざって時はこれを使ってみてくれ。場所の設定はシュウレイの故郷だ」
ロキアルドが2人に差し出したのは蒼く光る特別なテレポートストーンであった。
「数は残り2・・・女性を優先ってことだ。あと最悪シュウレイによろしく頼む」
「な、何言ってるんですか!? 帰りを待ってる人がいるですからロキアさんが使うべきです!」
イオを反発するように叫ぶ。
「ロキアの気持ちも察してやれ・・・それにルナさんを1人で帰すわけにはいかない。わかるな?」
マルゴーは宥め諭すように言うと、言い足りない顔をするイオは黙って頷いた。
「まあ、最悪使うことになればだ・・・だからな」
そんな会話の中、1つの力がこっちに飛んできた。
マルゴーとロキアルドは慌てて構えるが、それは異形の鎧を纏ったシェナロダの帰還であった。
「終わったよ・・・全部・・・」
そうルナの顔を見ながらシェナロダを言った。
「お、おかえり・・・シェナロダ」
涙を流しながらも笑顔でルナはそう言った。
「ただいま・・・ルナ・・・」
そう言い終わり、ルナの顔を見入るシェナロダに突如として現れた存在がぶつかり、ルナの視界から消えた。
それは禍々しいオーラの塊のような、まるで幽霊のように人のような形となったモノである。
「よく我新しい肉体を消し去ってくれたな・・・復活までにまた時間が掛かってしまうではないか?」
それは暗黒の魔術師の魂と精神というべきモノである。
「今は仮初めの体・・・私の魔力を具現化してるといったところかな」
禍々しいそのオーラは人の形から異形となり、まるで触手のようにシェナロダに絡み付く。
「き、貴様・・・」
「先ほどは随分とやってくれたな? 不死とはいえ・・・痛みは感じるんだ・・・仕返しはさせてもらおうか?」
シェナロダの脇腹にいくつもの触手が突き刺さり、鈍い音が響く。
マルゴーがすぐさま、ホーリーチャージのブレストを放ち、暗黒の魔術師を貫く。
その攻撃で暗黒の魔術師はシェナロダから突き離され、間髪入れずホーリーチャージのかかったパルチザンでバスターを連続した。
聖なる力を持ってすれば、確かにアンディットのような存在にもダメージが期待できるからの判断であり、それは正解であった。
「ほぉ・・・これはまた・・・伝説の英雄の由縁があるものがいるとはねえ」
攻撃を受けながらも、舐め回すようにマルゴーを見た。
「類は友をか・・・貴重な人材の周りにはやはり良い人材が集まるのだな」
そして、動きを止めた暗黒の魔術師の背後に回り込んだロキアルドも、斬撃を放った。
「ほぉ・・・こいつも面白い・・・魔剣に魅入られた者か・・・」
ロキアルドのグリュンヒルを見終えたら、4人との間合いを取る。
「面白いサンプルばかりだな・・・よし、お前らは帰してやる。私が完全に復活する時までに、頑張って励むのだな・・・」
だが、シェナロダも4人も敵の言葉を真に受けることは決してせず、警戒し構えた状態で暗黒の魔術師との均衡を保った。
「ならここで1つ、余興でも・・・面白い話を見せてやろう」
暗黒の魔術師はそう言うなり、シェナロダの頭を指差す。
シェナロダの表情は一瞬険しくなったかと思えば、すぐに意識を失った。
「何をした!?」
ロキアルドの咆哮が木霊した瞬間には、全員の五感は失われていた。



眩い光が当たりを照らす。
さっきまでいた異質で冷たい空間ではない。
ここはヘネシスの中である。
温かい日差しで、五感が再び戻ったことを感じとった。
「ここは?」
イオはさっきまでの出来事をリアルに覚えており、ヘネシスの光景が見えるがそれを事実として認めることを危惧し慎重に観察をし始めた。
まわりには大勢の人間が慌しく動き回っている。
「これは・・・あの時?」
「イオもそう思うか?」
イオが声したほうを振り返るとそこにはマルゴーがいた。
「あの時の光景だ・・・おまけに私達もそこにいるぞ」
マルゴーが示す方向には、1枚の紙を何度も小さい声で読み返すイオと、その隣でプレゼントと思しきワインを確認しているマルゴーの姿だった。
「やはり、これって・・・」
「過去の話なのね・・・」
そして、ルナとロキアルドも姿を見せた。
「恐らくだが、これはシェナロダの記憶からの再現だろう」
ルナがそう口にすると、あの声が聞こえてきた。
「正解だ・・・お前達にも見せてやろう。私の実験の1つをな」
暗黒の魔術師の声が途切れた後、風景は映画のように切り替わった。
シェナロダは、牧師の前でルナが現れるのを今か今かと待ちわびている時である。
教会の中は祝福しようと駆けつけた多くの人で満員となっていた。
「私はこの時、ギルドの仕事で遅れて・・・外で待っていたんだ・・・この後に一体何が?」
ルナはお色直しで、状況は無論知らない。
この式場に参列していた、マルゴーとイオは知っているはずだが、今日までそれは黙っていた。
無論、ルナやロキアルドが何度も問いただしても答えなかったことから、普通ではないことが起きたのだろうと察してはいた。
ルナの登場を今か今かと待ち侘びている中、その事が起こった。
1人の盗賊が立ち上がり、手にしている紅い肉の塊のような物に自分の血を浴びせ、高くそれを掲げた。
誰もが、ルナのお色直しが終わるまでの余興と思った。
何が起こるのかという期待まであったのだ。
だが、シェナロダだけは違った、そんな話も聞いておらず、またルナの知人関係も把握しているだけに、参列者ではないと分かったのだ。
シェナロダは慌てて、その男の元へと駆け寄る。
そして、本物の流れ出る血の匂いは教会に充満するまで時間はかからず、ほかの人間も余興にしてはと疑問を持ち始めた時であった。
「さあ、ショーが始まるぞ。見ておけ・・・祝福の中で行われた殺戮だ!」
男が叫ぶと、紅い肉の塊は風船のように膨らみ、次の瞬間には男を飲み込んだ。
男のは紅い肉に包まれるようにそこに倒れると、その表面からは多くの触手が現れたのだ。
触手は、参列者を次々と突き刺していく。
男の倒れた周辺にいた人間は精気を吸い取られ倒れていく。
そして、教会はパニックになった。
大勢は我先にと出口からでようとかけだし、人に寄っては窓を突き破って逃げていく。
シェナロダは、近くにあった儀式用の蝋燭立てを槍代わりに突撃し、その異形の者を止めようと攻撃をした。
そして、歴戦のダークナイトだけあり、蝋燭立てではあるが致命傷を与える。
死にかけたその異形の者は苦し紛れに、シェナロダに攻撃をしかける。
無数の触手を回避し、再び攻撃しようとした時に、教会の床を突き破った1本の触手がシェナロダの腹部を襲う。
不意の攻撃に倒れ込むシェナロダが苦しみ、胃液を吐いた。
その瞬間に触手の1本が口の中に指し込み、紅い肉のような物質はシェナロダの体内に入ろうとしたが、マルゴーのセングチュアリという聖なる鉄槌が押し潰し、イオが召喚したバハムートが放った灼熱の炎で残った肉片を消滅させた。
「何が起きたんだ・・・」
今のロキアルドと過去のマルゴーの声が重なる。
教会に所属する人間がシェナロダと精気の吸われていった人間の手当てをし始めた。
シェナロダだけはすぐさま、教会の別室に運ばれていき、イオはそれに付き添っていく。
そして、マルゴーは教会に慌てて入って来たロキアルドとその関係者に、式の中止する旨と周りのパニックを収めるように願いでた。
「あの紅いのは・・・」
「そうだ・・・私が愚かな人間にくれてやった実験道具【堕天使の子宮】だ」
ルナの問いに暗黒の魔術師が答える。
「詳しいことは今から分かる」
シェナロダの意識が戻り、風景はそこに変わる。
教会の奥の部屋にシェナロダは拘束服を着せられ、更に鎖で服の上から縛られていた。
「なんだ!? これは!?」
そして、そのシェナロダの周りを囲むように4人が立ち尽くしている。
そして、赤いローブの女性が声を出す。
「貴方は魔に侵されました・・・」
「お前はここで選ぶのだ・・・」
「君はここで良き者とし死ぬか・・・」
「貴公は闇の中で、己の復讐を果たすか・・・」
いきなりの問いかける内容のも驚くが、それを言ってきたのがエルナスの4長老のロイベラ・タイラス・アレク・レネだったことにもシェナロダは驚愕する。
「それだけで状況が分かるわけがないだろう?」
冷静にシェナロダは問い返した。
すぐさま、タイラスは手袋をするとシェナロダの口を開かせて、舌を引っ張りだした。
「ふぁみをふうう(何をする?)」
タイラスが舌を持つ手を、アレクが鏡に移す。
シェナロダの舌には異様な紋章のように烙印が刻まれていた。
「そいつは、闇の狂紋と呼ばれる類だ・・・無意識に闇の悪霊・魔物を寄せ集めてくるぞ」
レネがそう説明すると、暗闇の中に光が差し込んだ。
扉を蹴破って、女が1人入ってきたのだ。
「暗黒の魔術師関連の話なら逐一私に報告するのが約束だろ?」
逆光によって、すぐに判別は出来なかったが、そこに居たのは海賊団のトップである女海賊のカイリンであることがシェナロダにも分かった。
「こいつは死して終わるより、絶対生きて戻ることを望むに決まっている。くだらない前置きはやめろ。これだから年寄りってのは・・・」
カイリンは文句を言いながら、拘束されたシェナロダを担いで出て行く。
「こいつに直接見せてやる・・・あとは私が引き継ぐから年寄りは年寄りの仕事をしててくれ」
「おい! おい!」
シェナロダの叫び声を意ともせず、連れ出していく。
そして、教会の反対側にある墓地の近くまで来たら、夜の闇の中に投げられ、地に落ちる前にカイリンが銃から放ったラビットファイアで鎖と拘束服は粉砕された。
シェナロダは受身をとり、その場にすぐに立ち上がる。
上半身の裸であり、下半身には式で身につけていたズボンだけとなっていた。
「何を見せるっていうんだ?」
その問いが答えられる前に、不気味な光がいくつも現れた。
「お前にしか見えないだろう? 私には感じることしかできない・・・」
シェナロダはすぐさま、落ちていた枝を拾って、それを武器の代わりとして迫ってくる光を打ち払う。
しかし、千切れた光はしばらくすると繋がり、またシェナロダへと向かってくる。
カイリンは隠し持っていた武器をシェナロダに投げつけた。
「そいつを使え、特注品だ。お前が以前強化失敗して処分したやつの1本を、偶然にもうちのセリルが改造した特殊なアルシュピス【天使落とし】だ」
受け取ったシェナロダは、あのアルシュピスがなぜこんなにも短いのかと疑問に思った。
「あ、すまん。柄にスイッチがあるはずだ、探して押して見ろ」
シェナロダは疑問に思いながらも、柄にある不自然な凹凸を触ってみる。
1つのボタンらしき部分に触れた時、石突きのほうから轟音と共に無数の銃弾が発射された。
そして、向いていた地面のほうは散弾により、抉られていた。
「あ、仕込み銃の機能もある気をつけて使うんだな」
「先に言ってくれ!」
そして、目的のスイッチを見つけたシェナロダは天使落としを通常のサイズへと伸ばし、迫ってくる光と蹴散らしていった。
「今日からお前は、闇の狂紋を消せる日まで闘い生き残らなければならない!」
カイリンがその言葉を発した時には、全ての光は無に還っていた。
「だが、俺には帰るべき場所とそれを待つ仲間達だっている・・・」
シェナロダがそういうとカイリンは左手の手袋を外し、シェナロダの肩を掴んだ。
すると、カイリンの左手からは煙が発せられる。
驚きながらシェナロダはカイリンの手を払った。
すると、シェナロダの肩は何も異変はないが、カイリンの左手の皮膚は火傷をしたかのように水ぶくれと皮膚が爛れていた。
すぐさま、それにエリクサーをかけて傷を癒す。
「今のお前では、大事な仲間と最愛の女を悲しませることだけになる・・・お前の生存はセイラムの生まれ変わりには話している・・・」
シェナロダは自分の変異に驚き、その場に力をなくしたかのように座り込む。
すると、小さな光がまだシェナロダに近づいてきた。
小さすぎる光の悪霊はカイリンにその存在を気づかせない。
そして、シェナロダに触れた悪霊はその魂と精神を封じて体を乗っ取ろうとした。
「うわああああああああああああああああ」
シェナロダの異変に気づいたカイリンはエナジーオーブを飛ばし、その悪霊を粉砕した。
「お前はもう気を落とす暇も、まともに眠りにつくこともできない・・・」
カイリンのおかげでのっとられる前に正気に戻り、改めて自分の状況を理解していく。
「カイリン。あんたは色々と詳しそうだ・・・俺にもっと情報と力を・・・」
「ああ、着いて来いシェナロダ。教えてやる。暗黒の魔術師の存在とその力を。今一度言うぞ!お前は今から闇の中で、戻るために生きて闘うという事を忘れるな!」



「マルさんは知ってたの?」
ルナの問いにマルゴーが答えるまえに、ロキアルドが言う。
「知ってはいたが、何もできなかったってとこだろ?」
4人の眼下では、シェナロダはカイリンの元で訓練をし、知識と新たな力を蓄えていく様が見受けられる。
そして、堕天使の子宮が関わって良そうな事案を処理する担当にまで任せられ、その過程で偶然出会ったリビドーと契りを結び、その潜在能力を覚醒させていった。
瞼を閉じようとしても強制的に見せられる、その光景をロキアルドは怒りを露にし、ルナは涙を流しながらも、その双眸に刻んでいた。

孤独の中に影を広げ・・・
傷つきながらも闇を彷徨う・・・
紅の眼に映る敵を見ては、その先にあるルナとの幸せを取り戻すために。
禍々しい血を浴びながらも、決して邪悪にも染まる事のない漆黒の強き姿。
数々の苦痛・苦悩を受け止めて、それでもその歩みを止めなかった。
異形の姿になろうとも全ての元凶を打ち滅ぼそうとする覚悟もあった。


その光景も全て終わり、マルゴー達の五感は戻り、周りは先の異空間となった。
そこでは暗黒の魔術師がシェナロダに激痛を与え苦しめていた。
暗黒の魔術師の右腕が無数の触手となり、首を絞め、手足とリビドーを侵食するかのように同化している。
口に溜まった血が声を出すことすら許さず、苦しさを一層に増させる。
「強い精神力だな・・・こいつも君たちも・・・」
言葉を発するよりも、先に体が動いたのだろう。
マルゴーがいっきに距離を詰めて、暗黒の魔術師にセングチュアリから、プレッシャーをかけ、ラッシュで間合いを詰め、バスターを放ち、ブレストで貫いた。
その猛攻に、耐えれるわけもなく、体勢を崩し深手を負う。
攻撃を終えるマルゴーの後ろから姿をだし、死角からロキアルドはブランディッシュで何度も斬りつけ、勢いそのままでパニックで暗黒の魔術師の右腕を斬りおとした。
本体から離れた仮初めの腕は触手共々消えて、シェナロダは解放された。
その傷を癒そうとイオが近づきヒールをしようとするが、シェナロダはそれを制止した。
バーサクは極限まで発揮されており、イオですら近づく瞬間に恐怖した。
「イオさん・・・このままで良い・・・」
そういうとシェナロダは体勢を立て直し、マルゴーとロキアルドと共に暗黒の魔術師に仕掛ける。
鬼気迫るとはまさにこのことを言わんばかりに、3人の猛撃は緩みはしない。
ダメージを受けながらでも反撃を緩めない暗黒の魔術師もまた、凄い。
「流石だが・・・シェナロダだけ差し出せば無事に帰れたモノを・・・」
暗黒の魔術師はこの攻守の中で喋りながら呪文を唱えていた。
残った左腕を掲げ、すぐに下げると、協力な衝撃波と共に無数の氷の刃が襲いかかる。
シェナロダ達、戦士3人はルナとイオに襲いかかる刃を全て撃ち落とす。
そして、この攻撃が止むこともなく、何分をも続いた。
こちらの攻撃を許さないという状況なら、あと少しで暗黒の魔術師を追い詰めることもできる。
しかしながら、シェナロダ達も攻撃を続ける余力もなくなり、深手のシェナロダが意識が失いかける瞬間に、リビドーの意識が戻り、刹那に灼熱の炎を吐き出し刃を防ぐ盾となった。
炎を出し続けるリビドーは無論喋れるわけもなく、シェナロダの体を借りて話し始めた。
「脱出するんだ!」
そこに疲労したロキアルドが言い返す。
「試行錯誤したが、全員は無理だ!」
「ミスティックドアを出せ!」
「そんなのもう試しましたよ! それでも駄目だったんです!」
「もう一度試すんだ・・・」
反論したイオを諭すように、マルゴーが指示すると、イオは魔法の石をとりだし呪文を唱える。
だが、ドアは魔法の扉は開かれることはなかった。
しかし、魔法の石は砕けて塵となり、それがロキアルドのグリュンヒルに付着した。
「今なら次元を斬れる! やれっ!?」
リビドーが叫ぶのはロキアルド宛ではなく、グリュンヒルにと声が飛ぶ。
呼応したようにグリュンヒルに付着した塵が不思議な力を放つ。
促されるままに、ロキアルドは大きく剣を振るった。
斬られた空間は光を放ち、拡大されていき、人が出入りするには問題ない大きさとなった。
「いけえええええええええええええ!!」
リビドーの叫びに、マルゴーが言い返す。
「リビドー! シェナロダを置いてはいけん!」
「シェナロダの気持ちも汲んでやれ!」
「くっ・・・」
苦渋の表情をするマルゴーの横でロキアルドが決死の覚悟で剣を構えてシェナロダの元にいく。
「マルさん、こいつを連れていけ! 私が殿(しんがり)を!」
「駄目だ!」
リビドーもまた必死だ。
「くだらないやり取りしやがって・・・」
その言葉から、暗黒の魔術師かと思ったが、紅のバンダナから癖っ毛がでていている海賊が空間の穴から飛び出すように姿を見せた。
「このアリューネス様が来た以上! 誰1人、死なせるか!!」
その後ろには、白いセフィロスを被った、淡い碧の双眸を覗かせる魔法使いがいる。
「マスター、マルさん。遅れながらも推参です!」
「アリュ! ティス! 良く来れたな!?」
「ティス遅いぞ!」
2人の姿に感激するロキアルドに、冗談を言えるほどの余裕を見せるイオ。
ここにきてありがたい援護である。
「ロキアルド! 暗黒の魔術師は私に任せろ・・・」
そういうと、アリューネスは光り輝くオーラに身を包んだ。
スーパートランスフォームだ。
「分かった。ティス、撤退だ。ここはアリュに任せるぞ!」
ティスはリビドーが解いた炎から襲ってくる刃をマナリフレクションで跳ね返していく。
深手のシェナロダをイフリートによって運び出した。
その返って行く、刃より早くアリューネスは光となり暗黒の魔術師に攻撃を仕掛けた。
「久しぶりだな! あいつの仇・・・取らせてもらうぞ!」
デモリッションにより、暗黒の魔術師もその動きに追いつけず、連続で打撃を受けて舞い上がる。
「あのときの騎士か!? 今日は本当に厄日なのだな!」
「命日にしてやってもいいんだぞ!!」
ドラゴンストライクの顎が暗黒の魔術師に喰らいつくも、暗黒の魔術師も魔力を一気に放ち、ドラゴンストライクを打ち消す。
禍々しい光と怒りの雷の光が激しく衝突しては、粒子が周囲の闇に飲み込まれていく。



アリューネスを殿に残し、他の全員は異空間から脱出した。
戻っていた場所はやはり、楓城の最上階である天守閣であった。
シェナロダは瀕死の状態であり、リビドーとの融合は未だ続いており、見かねたイオがヒールをかけるが、効果がない。
「もう・・・人ではないってことか・・・」
激痛に耐えながら声を出すシェナロダであるが、その苦痛に歪む表情はダメージだけによるものではないのだろう。
ルナがシェナロダに寄り添おうとするが、シェナロダは立ち上がり槍を持つ。
「まだ・・・終わってない・・・」
体力はもう残っていないのは一目瞭然であるが、それでも闘おうと立ち上がったのだ。
「くるぞ・・・」
負を宿しながらも、その双眸は先を常に見ているように遠くと見、まるで、全てを見通すように言い放った瞬間に、次元の歪からアリューネスが飛び出してきた。
「気をつけろ!!」
アリューネスの咆哮に続くように、次元の歪の切れ目は大きく広がっていく。
不気味な紫色の巨大なモノが突き破るように、突出してきた。
「あの野郎・・・コッチに来るために受肉しやがった・・・」
殿の体をヨリシロにして、暗黒の魔術師が転生したというのだろうか。
殿を変異させて、バケモノとして、完全なモンスターに作り変えたのだ。
巨大な蛙であり、皮膚は紫色であり毒の体液を撒き散らしながら、背中のイボからは小さな蛙を宿すまるで卵のようであった。
「さあ、もう1戦といこうか?」
不気味に響き渡る暗黒の魔術師の言葉を合図としたように全員が構えた。
シェナロダはラッシュで間合いを詰める。
それに反応するように、長い舌をシェナロダに突き放つが回避して鋭いバスターによる3撃で腹部を引き裂く。
「ただの巨体ではないぞ!」
その言葉と同時に再び長い舌がシェナロダを襲うが、左手でそれを受け止め、握り、次の瞬間には引っ張り引きちぎった。
慌てるように、体液をまるで波にように流しだす。
だが、マルゴーのファイアチャージを宿した剣と、ティスが召喚したイフリートがその波を蒸発させた。
「そうかよ! こっちにはただの仲間はいない!」
絶対的な信用と信頼をした仲間がいるシェナロダにもはや死角はない。
そして、ティスが追撃に備え既に罠を仕掛けていた魔法陣を発動させ、動けぬように封印をかけた。
「やってくれるな! 小僧が!」
激しい怒りが切欠になったのか、ガマの額に不気味に膨れ上がり、そこに暗黒の魔術師らしき顔が作られた。
「言っておくがティスはキレ者だ! お前を凌駕する魔術師かもな!!」
ロキアルドがそう叫ぶと、アリューネスとの狭撃に出る。
アリューネスのラピットフィストによる連続攻撃が行われる反対では、ロキアルドがブランディッシュの猛撃を行い、パニックを放つと同時にアリューネスのドラゴンストライクが喰らいつき、ガマの両脇腹に深手を負わせた。
ダメージの回復が間に合わないのか、苦痛の表情を浮かべる暗黒の魔術師は背中から多くのミニガエルを生み出し、射出した。
襲いかかるミニガエル1匹も、下手なモンスターより遥かに強いがこのシェナロダ達にとっては時間稼ぎにもならなかった。
生み出されたモノが瞬間に無に還って行く。
イオが放つジェネシスが、ミニガエルが攻撃に出ることを許さなかった。
「マルさん!」
ティスが声を出し、それを合図とするとマルゴーはクレイモアにブリザードチャージとサンダーチャージを合わせ、剣先を高く抱える。
インフィニティを発動させたティスはブリザードの刃をその剣先に召喚する。
ブリザード同志の因子を2人で巧みに操作し、一振りの巨大な刃を精製したのだ。
マルゴーはそれに合わせてアドバンスドチャージとセングチュアリを発動し、躊躇無く振り下ろす。
魔法陣により動きが取れない暗黒の魔術師に取っては回避不可能な攻撃である。
「くっ・・・」
小さく悔しげに声を出す暗黒の魔術師はその巨撃を全身で受けた。
僅かな抵抗であったが、軌道を僅かにずらし絶命は回避したが、両断された左半身は塵へと還っていくが、残った半身も既に虫の息であろう。
振り終わった刃は砕け、その破片が飛散することすら、暗黒の魔術師への攻撃であり、再生不可能な領域にまで達していた
「見事だな・・・よくここまでやった・・・」
既に瀕死の状況でありながらも、死をも凌駕する存在なのなら怯えることはないのであろう。
淡々とした口調で暗黒の魔術師は喋り続ける。
「今回は私の負けだ・・・」
「今回はか・・・次があれば次こそ・・・殺してやるよ!」
真っ先に啖呵をきったのはアリューネスだった。
「そうか、では1つ助言してやろう。シェナロダなら確かに次なら私を殺せるだろう。この中で一番私に届く力を持ってるのはシェナロダだ・・・だがな、ここまま行けば・・・肉体か魂か精神・・・どれかがまず壊れるだろうな・・・どうする? 退くも進むも地獄しかないぞ?」
一同はその言葉を聞きながらも、警戒は怠らず構えを崩しはしない。
狙いがあるのであれば、油断することは無論死に直結する。
そして、会話の内容からルナへの動揺も目論んでも不自然ではないため、マルゴーとイオはルナをいつでも護れる距離へと詰めた。
「警戒は必然か・・・では4長老ともある人間が、人1人を犠牲にするようなこんなやり方をすることを不自然に思わないのか? 人を人とも思っていない・・・私と変わらないではないか?」
「それは帰ってからだ!」
真っ先にロキアルドが吼える。
「必要とあれば、仲間のために長老だろうと叩っ斬る!」
「あははっ!」
それを聞いて、笑い出したのシェナロダであった。
「貴様に心配される必要はない・・・私には仲間がいるんだ・・・ルナもいる・・・必ず元に戻って!」
そう言葉を発するとシェナロダは飛び掛る。
漆黒の鎧の残像は、飛び回る影絵のように飛翔し、蛙を血肉を削り続ける。
バスターとラッシュの乱舞は繰り返され、リビドーの力なのか、人ではありえないほどの動きとなっていく。
カエルの残った前足が粉砕した瞬間には、背中に斬撃が走った。
「流石だな・・・」
それでも喋ろうとする暗黒の魔術師に対しシェナロダは最後の一撃を放とうと構える。
槍先を蛙の頭部を狙いに定め、右手を軸にして構え突撃をかけると同時に左手でスイッチをいれて槍の刃を高速に回転させる。
「お前はもう喋るな・・・ 消えてしまえ!!」
槍は今までに無い程の威力を見せつけた。
魔と闇を貫き続けた槍は、それに対しての極限まで力を示したのだ。
暗黒の魔術師は、受肉した殿の骸共々に現世から完全に消えさったのだ・・・
これで全てが終わったと思った一同に待ちうけていたの最後の試練であった。



闘いが終わり、暗黒の魔術師が消滅を確認した瞬間にシェナロダは槍にもたれかかるが、槍も寿命を迎えたのか粉砕し、寄り添うものを無くしそのまま倒れた。
シェナロダは最終決戦と思い、まさに全力で挑んだ戦いであったのだ。
体は既に限界を超え、言い変えれば生きてる骸といっても過言ではなかった。
マルゴーとティスがありったけのパワーエリクサーを浴びせても、生命維持にもならなかった。
イオが素手で触れ、直接ヒールし内部の治癒をしようとすれば皮膚が焼かれそうになった。
「何か・・・手があるはずだ・・・アリューネス!?」
苦悩するロキアルドに答えたのはアリューネスだった。
「任せてみろ・・・」
仰向けになるシェナロダの右横に座禅し頭と胸を掴む。
「ルナ! 私の額に貴方の額を当てな! 一か八かだがな・・・」
ルナは言われるがままに、シェナロダの左横に座り、アリューネスの額に額を合わせた。
「シェナロダはこのままだと、確実に死ぬ・・・だからタイムリープで過去のシェナロダに戻す!」
「そ、そんなこと可能なんですか!?」
驚くティスが声を上げた。
「だから! 一か八かなんだよ!! ルナ! 昔のシェナロダを鮮明に思いだしてくれ!」
「分かった!」
ルナの決意した表情をみたアリューネスは、ニヤリを笑みを浮かべて呼吸を整えた。
「んじゃ始めるよ!」
アリューネスが叫ぶと同時に、時計の針のような2つの光の筋が現れて、仰向けになるシェナロダの中心に回り続けた。
アリューネスもルナの表情も変わりもしないまま、2つの光の筋が何回も回転し続けた。
通常ではありえないほどの巻き戻しであり、時間を禁忌的な手法で無理をしているのだ。
時間の神殿の歪をあけたほどのアリューネスだからこそできる芸当であった。



そんな中シェナロダの深層心理でリビドーと対峙してた。
「すまなかったな・・・契約を果たせなくてな・・・」
「気にするな・・・シェナロダ。お前には十分感謝してるぜ・・・」
魂と魂、精神と精神の会話であり、お互いの心が手に取るように分かった。
「感謝とか、らしくないな?」
「そうか? 感謝してたぜ。それに最後だしな・・・」
「おい! まだあいつを倒してないぞ!」
最後という言葉と同時に色んな感情が2人を交錯した。
「お前には仲間がいるだろ? 俺にはお前だけだったが・・・お前は生きろ」
「おい! 1人で決めるなよ!
「聞こえるだろ? 呼んでるぜ・・・烙印は特別サービスだ・・・俺が持って逝ってやる・・・」
シェナロダにも確かに聞こえた、遥か遠くから自分も呼ぶ声のようなモノが・・・
でも、今はそれよりも自分をおいて消えてしまおうとする相棒のことが気になっている。
「リビドー! 待てよ! リビドー!」
精神の中で、近くにいるようで遥か先にいるような距離感がない世界でシェナロダは必死に手を伸ばし、走るようにリビドーを追いかける。
「俺はリビドーだ。お前の本能として、生きる糧として・・・魂に残り続ける! 楽しかったぜ・・・じゃあな!」
リビドーの残影が消えると同時にシェナロダは意識を取り戻した。
伸ばした手の先には涙ながらシェナロダを見るルナがいた。
鎧も既に粉砕し、鎧と体に寄生していたリビドーも既に存在していなかった。
手に触れる暖かさはルナの体温と涙であることに気づき、慌てて手を放す。
「もう大丈夫だよ・・・」
ルナはそう言いながらシェナロダの手を握り直した。
「そうか・・・」
シェナロダは全てが終わった安心感と相棒を失った喪失感を味わいながらも、今はこの幸せな瞬間を噛み締めていた。
「そうかじゃないですよ?」
イオが腕を組みながら見下ろすように言う。
「イオさんだって嬉しいくせに。ルナさんのためだと言いながらもずっと心配してたじゃないか?」
ティスがその様を笑いながら言う。
「て、ティス! 黙ってなさい!」
そのやり取りを見て疲労困憊で座ったままのアリューネスと、それを気遣うロキアルドも笑う。
そして、仰向けになったままのシェナロダに手を差し伸べながらマルゴーが言った。
「おかえり、シェナロダ」
シェナロダはその手を掴み立ち上がった。
「ああ、ただいま・・・みんな」
漆黒の狂戦士の1人だけの闇と影の中を歩み続けた熾烈な旅は終わったのだ・・・
「ただいま・・・ルナ」
握っていた手を放し、強くルナを抱きしめる。
それを身を任せながらルナがいう。
「遅いぞ・・・バカ・・・」



「急ごうぜ、シュウレイ」
「急ごうも何も・・・ロキアが長老達にかなりふっかけたからだろ? 取引に時間かけすぎだ」
ロキアルドとその嫁であるシュウレイである。
シュウレイの青い空色の瞳に雲を映しながら、風に青き髪を靡かせたラデアという髪型が崩れそうになりながらも、2人で静かな町の通りを進む。
「公にしないことを交換にするのなら、もっと払ってくれても良いと思うがな・・・」
「ルナさん達のためだからといって・・・徹底的にやったな・・・」
「だろ?」
ロキアルドは先の暗黒の魔術師との戦いが終わったあとギルドメンバーを使ってまで、情報収集に錯綜し、4大長老が管理する資産から、シェナロダの闘いと思われる奇怪な事件を全部調べたのだ。
これにより、法外ともいえる慰謝料をシェナロダのために取ろうとしたのである。
形式上は報奨金として支払われるが、仲間の苦悩を思えばは安いということでギリギリまで交渉し、取れるモノは全て取ろうとしたのである。
そして、今日はシェナロダとルナの間に待望の第1子誕生ということで、その祝賀会に向かう事となっていたのだ。
「お、みんな揃ってるな・・・」
元より人望のあるシェナロダとルナのために多くの人間が集まっている。
無論その中にはマルゴー、イオ、ティス、アリューネスもいた。
「みんなは赤ちゃん見たの?」
「はい! 凄い可愛いです! 本当ルナさんに似て良かったです!」
シュウレイの問いにイオが大きな声で答えるとシェナロダはそれに冗談混じりで怒り、大勢の人間が笑った。
「うんで、その可愛いはどちらですか?」
「ルナさんが暖炉の前で抱いてますよ」
シュウレイの問いにティスが答え、シェナロダの案内でロキアルドとシュウレイはルナの元へと向かった。
「本当に可愛らしいお子さんですね」
シュウレイは感激しながら、赤ん坊の顔を見る。
赤ん坊はルナの腕の中でスヤスヤと眠っている。
「ああ、本当だ・・・元気そうな子ですね。将来が楽しみだな」
ロキアルドがそう言いながらシュウレイの背後から赤ん坊とルナを見た。
「ありがとう」
ルナは優しい表情で、赤ん坊を見ながら御礼を言った。
「ところで女の子? 男の子? それで名前は?」
その問いにシェナロダとルナは満面の笑顔で答えた。

コメント

萌えた,むしろ燃えた

もちろんイオちゃんですよね!

すごいぞ、私!
強いぞ、私!
(´゚ω゚) :;*.':;
時計塔での戦いといいブリザードが大活躍でうれしいです。
大魔法なのにきちんと収束させてるあたり、多分ものほんの私よりはるかにつよ(ry

この江古田さんは本当に狂戦士って感じですね。
普段の器のでかいへんt・・・お茶目な江古田さんも大好きですがこういう江古田さんも格好よくて素敵です。

・・・るなさんの本気も見たかった(ぉ


次回作も楽しみにしてます(`・ω・´)ゞ
しかし普段てすって呼ばれなれてるせいか、まるさんとかイオさんがティスって言うといろいろと違和感を感じてしまうあたりもうだめぽ(

コメントありがとうございます(`;ω;´)ゞビシッ

イオさん>
燃える展開ですよ!
この熱血漢の私が嫌いなわけないでしょ(*゚∀゚)アヒャヒャ
名前や性別はやはり楽しみですし、小説のなかとはいえこっちが決めずにみなさんの想像にお任せさせていただきました敬礼!( ̄へ ̄ゞビシッ

texisu>
コメントありがとね!
小説のティスも強いんだぜ!
頭もキレるし、出来るのがティスなのはゲームの中でも一緒だろ?
ルナさんは強いけど、強すぎるとシェナロダが可哀想おっとms

テスと呼ばせてもよかったのだけど、それだと何かねえ(*゚∀゚)アヒャヒャ

わぁーわぁー

なんだか、うちのアリュちゃんが大活躍で嬉しいやら恥ずかしいやら…
本物もこれぐらい活躍できry
そして。忘れずシュウレイもでているあたりがうれしいところ。
んー2キャラも出してもらっちゃった。
私の小説の設定もちょろっと出しているあたりが嬉しいなー更新遅いけどがんばるよー。

江古田さんかっこいいよねーでも、本気を出したるなさんのまえでは…(自粛
お子さんはるなさん似というのがまたみそですね(キリッ

コメントありがとうございます。

最愛のシュウレイ様>
シュウレイも戦闘でと思ったんですが、ティスと被るので(ry
でもシュウレイの凄さは何れ本編?で書かせていただければ(*゚∀゚)b
ルナさんには似ているが(ry
本当にシェナロダの子なのか・・・伏線を おっとms

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地球の名言Ⅱ


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プロフィール

ロキア&シュウレイ

  • Author:ロキア&シュウレイ


  • あんずで活動してる二人です。
    まったりまったりです。
    2012年3月8日に夫婦となりました。
    頑張って更新して行くつもりです。
    ロキアルドは剱士職でで暴れています。
    シュウレイはデュアルブレイド・アヴェンジャーの育成をがんばっています。





    平成22年2月22日設置



    このカウンターは満剣戒十様
    作成された素材を使用させていただいてます。


    コメント禁止ワード
    【http zip fc2 com】


    キャラクター紹介
    アヴェンジャー
    蒼剣士ロキア:
    現在メインとなるアヴェンジャー
    レベル222を目指す。
    蒼き剣をその手にして快進撃中。
    蒼い剣士ロキアルドIN蒼光の軌跡
    ROKIARUDO:
    グリュンヒルを使う蒼い剣士
    二つ名は蒼光の軌跡
    レベル200のヒーロー
    2010年2月9日0時13分
    覇王となる
    ロキアルド4c
    剣豪は2体レベル200までする。
    INT特化した剣豪をメインとし活動する。
    そして今はSTR極!


    シュウレイINドラゴン3k
    シュウレイ:
    青龍と白虎を巧みに使いこなす
    青い魔術士
    破天蒼月の異名をもつ。
    レベル200のアークメイジ(雷氷)
    2009年12月4日0時24分
    魔王となる

    アリューネス
    アリューネス:
    時間に忘れたれた者。
    己の信念と拳を信じ、
    時を逆さに巻く。
    レベル200のバイパー
    2012年4月16日22時16分
    海王となる
    ミュディスト
    ミュディスト:
    紫闇が世界を駆け抜けた。
    多種多様なスキルを使いこなし
    2012年6月18日22時
    怪盗として英雄となる。
    みくもちゃん
    中御門深雲:
    影を切り裂く紅き電光石火
    居合いの極意を見せつける!
    2012年8月14日22時
    疾風の刃として名を轟かす!
    ファルセニア3
    ファルセニア:
    復讐の刃として世界を巡る。
    凶撃は何もかもを切り裂いて!
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